| しばらくぶりの沈没カカシ倶楽部会長のしばです。
少し前の話題になりますが、先週の日曜日、バースデイライブ(BDL)をやりまし た。9月が自分の誕生月なのですが、6月に胆嚢摘出の手術で入院したり、会場となる ライブハウスのスケジュールの都合などで延び延びになっていました。
今回もパートナーはサックス仲間のAさんです。AさんといっしょのBDLも今回で 4回目です。
Aさんは定年後も子会社の役員を務め、国内外への出張で忙しい傍らサックス 修行を続けているすばらしい人です。
当日、正午頃からリハが始まり、1時半過ぎ、お客さんに会場に入ってもらいまし た。「2時開演」の予定でしたが、飲み物などの注文に店側が応じているうちに時 間が過ぎてしまい、30分遅れのスタートになりました。
演奏したのは下の通りです。
■第1部 ◎オープニング(Aさんと2人で):「スイングしなきゃ意味ないね」(It Don't Mean A Thing) ●Aさん 1.Shiny Stocking 2.My Foolish Heart 3.All Of Me
●しば 1. Fly Me To The Moon 2. Round Midnight 3. Waltz for Debby
■第2部 ●Aさん 1. If I Could 2. Nearness of You 3. Calypso
●しば 1. All The Things You Are 2. (メドレー)愛がすべて(Can't Give You Anything)〜愛のコリーダ(Ai no Corrida)
◎アンコール ●しば:ウイスキーが、お好きでしょ
●Aさん: I Just Called To Say I Love You (私もオブリガートと間奏で参加)
●サックス教室有志(5人):昔は良かった (Things Ain't What They Used To Be)
今回のBDLで自分の“勝負曲”は"All The Things You Are"と「ウイスキーが、お 好きでしょ」でした。All The Things...では、ふだんのセッションでやっている“お約 束”の、ダブルカウントから“タララ〜”と始める形ではなく、サビの部分をフェイク させ、それをルバートで吹いてイントロ代わりにし、その後はシングルカウント、そ してインテンポでテーマに入る形式にしました。
アドリブは2コーラスやりましたが、サビの部分はしっかり“キメのフレーズ”を吹 きたいと思い、事前の練習では相当しつこく繰り返し練習しました。
「ウイスキーが〜」はご存知の通り、石川さゆりのヒット曲です。小雪さんが出演 しているサントリーのCMでゴスペラーズが歌っているアレです。それをジャズ風 にして演奏しました。
この曲を吹きたいと思ったのは、年明けに渋谷のタワーレコードで矢野沙織が新 しく出したCDのプロモーションでミニライブをやり、その中でアンコール曲として 「ウイスキーが〜」を演奏したのです。それを聴いて、しびれまくりました。「自分で もいつか吹いてやろう」と単純に思ったんですね。
今回のBDLに向け、Aさんと2回の合宿をやりました。夜、市内の音楽練習用の スタジオに入り、夜中1時くらいまで練習し、それからビジネスホテルにチェックイ ン。翌日はカラオケ店の営業が始まる午前11時を待ち、夕方まで7時間くらいの 合同&個人練習。
さらに、仕事から帰宅した後、カラオケに出かけて2、3時間の深夜練習と、まぁ、 練習だけはみっちりやったつもりです。ミュージックチャージを取る以上は、「シロ ウトだから、こんなもんで…」に甘えたくなかった。
ライブの出来は聴いてくれた人に評価してもらうしかありませんが、練習だけは 全力投球したんじゃないでしょうか。ライブが終わり、バックのバンドを務めてくれ たプロのミュージシャンたちと握手しながら、お礼を言いました。一番うれしかった のは、ベースを弾いてくれたNさんが、「単にバックで伴奏しているというんじゃな く、いっしょに音楽をやっているという実感がありました。演奏者の気持ちが良く 伝わってきましたよ」と言ってくれたことです。
素人として、たとえお世辞であったとしても、プロのミュージシャンからそんな風に 言ってもらえることほどうれしいことはありません。
思ったよりお客さんも入ってくれました。全部で58人来てくれました。店内のテー ブルはすべて埋まり、座りきれないほどでした。自分が個人的に声をかけた友 人、知人、同僚なども17人駆けつけてくれました。
ライブが終わり、友人たちを近くのアジア料理のレストランに案内し、打ち上げを やり、飲んで、食べ、語らい、大いに楽しい時間でした。
BDLが終わり、一段落です。次の曲の練習に取り掛かったところです。
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