5月31日巨人ー日ハム ..2006/06/01(木) 11:24 No.1050 |
| 猛攻の随所で伏兵たちの働きが光った。 4点を追う7回に2点を返し、なお1死一、三塁。原が左腕トーマスの速球をファウルで粘った後の5球目、変化球に食らいつき1点差に迫る二塁打を放つ。左腕リー対策で指名打者を任されながら凡退が続いた右打者は別の左投手ながら3打席目でベンチの思惑に応えた。原監督は「ファーストストライクからどんどん振ってチームに勇気を与えた。あの適時打がいい風を吹かせた」と好機で当てにいかなかった打撃をたたえた。 なお二、三塁で救援した右腕・武田久に対し、代打に小関を送った。「ベース上の球は全部打つつもりだった。結果を考えずに思い切りいった」。原の姿勢が乗り移ったような打撃で逆転打。さらに代打の亀井も適時打を放った。相手先発が左腕ゆえにベンチを温めていた2人の左打者と原…。右腕、左腕の相性で使い分けられる打者がその役目を果たし、この回7連打を含む9安打で大量9点を奪った。 敗色が濃かった展開で久しぶりの集中打での逆転勝ちだった。1勝以上の価値はあるだろう。原監督は「何かいいきっかけになれば」。6月からの巻き返しの起点に期待するのも無理はなかった。
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