[7066] 管理人 2023/01/04(水) 09:38
新宿ピットイン NEW YEAR SPECIAL 2023 森山威男3DAYS 2日目
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2023.01.03 中山拓海(ss,as)魚返明未(p)水谷浩章(b)
ほぼ丸一日をライブレポート書きに費やし、アップしていつものタイ料理屋さんに行こうと思ったら5時開店、5時半にはピットインに並ばないといけないのでそれでは間に合わない。近くのワインビストロでOkadatoと軽く腹ごしらえ。今日は昨日ほどではないにしてもピットインの前はとても多くのお客さんが並んでいる。
18時拍手の中メンバーが登場。一曲目から、「うぉ〜、こう来るかぁ〜!」ピアノの清冽なイントロとベースのメロディー、隣のクリコちゃんと顔を見合わせる、井上淑ちゃんの「Birth of Life」。来るぞ来るぞと分かっていてもドラムのドカーンという爆風に飛ばされそうな感覚に陥る。さてアルトで淑ちゃんの重みが出せるかな?お、やるじゃん(なんて偉そうに)。2回目のテーマは1オクターブ上がったか、なんて意地悪い?うひゃぁ、やられるなぁこの渋いベースラインに迫力超弩級のドラミング。この迫力、昨日の演奏が響いてないか心配したけど全くそんなのは杞憂だった。また今日も森山さん叩きすぎじゃないの?ペンを持つ手が止まってしまう迫力に圧倒される、ひゃあ拓海くんのソロも立派なもので、バックのサウンドに全く負けてない、大したものだ。サックスを振って明未くんに振る。森山さんの音圧に明未くん押されてないか、がんばれ。あれ、拓海くん外へ出て行った、なんだろ。森山さん今週あと何回何ステージ、リハーサルも含めたらどれくらい叩くんですか!凄すぎる後期高齢者。明未くん森山さんの攻撃に、半泣きみたいな顔で脚をバタバタさせながら弾きまくって応戦。水谷さん天を仰いで顔をしかめてばりばり弾きまくる、なんだこの演奏、一曲目からやられたぁ〜!だんだんフェードアウトして行く、いやぁ言葉がないわ。ドラムソロ、爆音から静寂のダイナミズムがすばらしい。ドラムソロが終わってし〜んとなったところでピアノのイントロが入るが、凍りかけた湖からキラキラ光が立ち上るような美しさに拍手がはばかられる。そしてメロディーが入り森山さんのドカーンのアフロリズムが強烈すぎて、やはり分かっていてものけぞってしまう。タカンタカンドガドガドガ、すごい・・・拍手!
森「アルトサックス中山拓海です。ピアノ魚返明未。ベース水谷浩章。アタマがぼうっとしていて、何を話したら良いのか分かりません。最初の曲の題名を、何度も叩きながら思い出そうとしたんですがまだタイトルが思い出せません。Gratitude、じゃないですよね」みんなクスクス笑っているけど私もひとのことはいえないので・・・。森「インテルサットじゃないし」どうしてそういう単語が出てくるんですか。中「バース・・・」はっと気がついたように 森「バース・オブ・ライフ」拍手が湧く。森「バース・オブ・ライフ、井上淑彦の曲です。そうですよね」中「はい」森「井上淑彦さんとは中山さんは知り合いでしたか」中「僕はお会いすることができませんでした」森「あら〜」中「僕は大学生の頃に亡くなってしまったので、生で聴くことが残念ながらできませんでした」森「ほお、それは残念でしたね。でも魚返さんがいるから」どう反応したらいいんだ?中「そうですね、とはいえませんね」森「無茶振りしますから。魚返さんはどうだったんですか?何を聞いているか分かりませんね」魚「ええ、あの、ちょっと流行に乗ってお休みを頂いていました」森「ああそうなの。渋い声ですね」魚「あ、そうですかありがとうございます、やっと声が出るようになりました」森「私も低い声で喋りたいと思うんですけど、いつも『(1オクターブくらい上げて)ありがとうございましたぁ〜』って情けない高い声になっちゃう。水谷さんは自分のグループを持ってらっしゃるから、お話しはされるんでしょ?」水「あまり上手じゃないんです」森「聴いた事ないよね」水「まあ実はしゃべることはしゃべるんです」森「どういうことをしゃべろうと思うんですか」水「森山さんみたいにいろいろしゃべれないので曲のこととか」森「あ、いいですねぇ。それが僕はないんです」客席から笑いが沸く。森「曲のことをしゃべろうと思ったってだいたいタイトルを忘れるくらいだからね。わかりました。Birth of Life。これがきたということは」と声を張りあげて客席が期待すると森「2曲目はなんですか」ガクっ。中「僕の曲でHigh Resolutionをお送りします」
良い感じの曲だ。柔らかくて情感のある曲。マイナーだけど途中の進行にちょっとホッとさせる明るさもあるテーマ。舞台の真ん中にたつ拓海くんは白いシャツにゴールドの装飾が首回りから胸にかけてついている、舞台映えするね。明未くんのピアノソロに振る。明未くんは時々森山さんの方を振り返りながら高音域も駆使して。森山さんの後ろに立って拓海くんはサックスを少し吹いているのかしら。水谷さんすごいわ。ラブリーの時のトリオ(冨樫、ノブマサ)もすごかったけど、今日もド迫力。森山さん凄い勢いのハイハット、いやぁやられた。ちょっと膝の前にあるモニターの音が大きくて気になるなぁ。明未くんこの苦しそうな表情と出てくる音、何とも形容しづらい。拓海くんソロ。さすが自分の曲だけあって自在な感じのソロ、それをトリオが見事に支えている、隙がない。森山さんが細かいロールのタム回し、うっとりしているうちに終わってしまった、ベースソロに。水谷さんのソロのバックで手を休めている森山さんがコミカルなうごきで踊るようにしている、おかしいの〜!拓海くんと目が合って笑う。テーマに戻る、ちょっともの悲しいけど優しい、暖かみのある曲、進行が面白いな。エンディングも凝ってるなぁ。拍手。
拍手。次の曲は?と訊く森山さんに拓海くんが「Lost Visions」と返すがこれは聞こえてないな、「ローストビーフ?」ばかうけ。森「ああ分かった。魚返さんの曲です、Lost Visions。これは画像ですか、忘れそうな?」魚「写真撮ったり映像にしたり、記念にしたかったけど忘れてしまっておぼろげな記憶しかないという、そういう記憶の」森「じゃあ魚返さんはそういう経験をされたわけですね」魚「すごく楽しいときに冷静になれなかったりして『写真撮ろうか』って一言言えずに解散してしまうとか多いんですけど」森「今夜起きることなんですね、わかりました、そういうことを聞いたからってどう演奏が変わるかっていうと変わりゃしないと思うんですけど。そんなこと言っちゃってイイのかって思いますけど。名前、タイトルを付けるときはこう演奏してほしいっていう思いがあって書いてるんですか」魚「曲に合ってそうなタイトルをあとで考えて付けるんですけどそのあとは」森「オーケストラの交響曲何番みたいに番号を付けるのはないんですか」魚「そういうタイトルもいいかなって思うんですが威厳がありすぎる気がして」森「ほうほう」魚「逆に自然に受け取ってもらいにくいかなと思いまして」森「思いに応えられるか分かりませんがLost Visions叩かせて頂きます」魚「お願いします」
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[7067] 管理人 2023/01/04(水) 09:39
Re:新宿ピットイン NEW YEAR SPECIAL 2023 森山威男3DAYS 2日目
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ピアノのイントロから、キーンと高音を水谷さんが弓で。森山さんは腕を組んでピアノの方を見つめている。腕組みしてじっと聞いている。この曲前にも聞いたことがある、モチーフはそんなに難しい感じはしないけど、優しい音色の優しいテーマ。ベースソロから。森山さん寝ちゃわないでね。水谷さんのソロに明未くんが小さくつける。だんだん音が大きくなっていく。力強い演奏となった。水谷さんがテーマのモチーフを入れてソロを終える。ベースソロの終わりに拍手をしたいけど、あまりの静寂にはばかられ音の出ない拍手をする。拓海くんが振り返ってソロに入る、まだ3人の演奏が続く。そういえばTRIDENTの曲なんだよね。まさかこのままトリオで終わっちゃわないよね、ここでブラシで暴れ出したらすごくダイナミズムのある演奏になるんだろうなぁ。拓海くん情感たっぷり。吹きながら森山さんを振り返るとやっとブラシを持つ。アルトソロが盛り上がってきたところでブラシでアルトの旋律が入ったまま明未くんのソロに、叩きだしたがまた止まってしまった。ピアノのバックで小さくテーマを吹く。森山さんいきなり今までの静謐をぶち壊す暴挙に出る。4人でだんだんクレッシェンド、いつの間にかスティックに持ち替えている森山さん、循環奏法を吹きながらテーマの終わりをサックスで振り返って合図、endingへ、ズーっと弓が響く。拍手。
森「Lost visions。叩いていたらこの前起きたことを思い出してしまったんです。今岐阜に住んでいるんですけど、家に帰って玄関に長さこれくらいなんですけど」と指を少し広げる。森「木の枝みたいなのがものがあって、良く見たらカマキリだったんです。これから夜になるのに寒いだろうなって思って捕まえて部屋の中に入れてやったんです。板の間だと居心地が悪そうだったんで、ゆっくりしてもらおうと思って部屋の中の盆栽のところに置いてやったら、何もお礼は要らないんですけど、縦になって安心してつかまってるんです、じっと見てると『食べる物がないだろうな』って綿棒の先に蜂蜜をつけてやったんだけどいらないって。喉も渇くんじゃないかって水を綿棒に浸してやるんですけどそれもいらないって。4日目になったら木のところに後ろ足でつかまって、両手を合わせて」と手首を折り曲げて両腕を合わせるポーズをしながら「こうやって死んでたんです。それを思い出してしまいました。良く分かったでしょ魚返さん」と魚返さんを見て。どう反応したらいいか困るだろうなぁ。魚「そうなってもいいかなと思いました。生命の、生き死にみたいなものも裏テーマにあるんで」森「あなた本当に真面目に答えてくれるね」爆笑。魚「一週間ぶりに人としゃべってるんで」森「いやうれしいです。お会いできて良かったです。・・・・じゃあもう帰りましょうか」まるで落語。森「・・・なんかやりますか?」
あれ?何が始まるんだろう、ざああっ。ハチ?一瞬森山さんの手が止まり、ちゃんと始まるか心配したけど止まらなくて良かった。拓海くんさすが慣れてきてるね。フリーの、森山さんすごい、拓海くんを煽るあおる。いやすごいフリーだ。明未くんも、全員ありとあらゆるテクニックを手繰り出して演奏しているこのフリー。おおすごい、どんどんヒートアップして行く、「たたきのめしてやる!」的な。「ケーコタン!!」明未くん半分立ち上がりどんどん椅子が後ろにずれていく。ベースもガンガン行く、森山さんすごーい!オーと叫びながら前のめりになって。明未くん苦しそうな顔でバッキングをしながら立ちあがる。ケーコタン!スティックが折れて飛んだ!ひゃぁすごい!! ぱっと持ち替える。すごーっ!って思うとき必ず拓海くんと目が合うよね、笑える。ピアノソロ、強烈なバトル、森山さんの叩きっぷりったら!いやぁ、これ録画したかったわ、うわあ、タカタタカタ、ケーコタン!ドラムソロ、最初はプレスで音量を少し抑えていたけど強烈なパラディドルのスネアの叩きまくり、すっと止まってトトン!とテーマをさそう、タカタカッ タカタカッ、キュイ!強烈な曲だがしかしうまくまとまって終わった。
森「中山拓海です。魚返明未。水谷浩章。・・・ありがとうございます。また声が女々しい声になって。(ちょっと渋い声で)森山威男でございます。ありがとうございました。これで終わっていいんだね?」拓海くんが「はい」森「最近常にぼうっとしていることが多くなって、ぼうっとしていることに慣れてしまいました。ええ、こういったところに出てくると少しは戻るんじゃないかと思うんですが。三日連続っていうのが自信がなくて。また今回も考えてしまったんですよ、やる前に断れば良かったかなって。でもこういう仕事ってやる前に『もう止めます』って言っちゃって良いものかどうか。あとから自分が悲しくなる気がして。やっぱりある日突然終わってしまうというのが一番良い気がして」なんか客席しんみり。「でもしばらく休憩したら戻って参ります」笑い、拍手。
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[7068] 管理人 [URL] 2023/01/04(水) 15:58
Re:新宿ピットイン NEW YEAR SPECIAL 2023 森山威男3DAYS 2日目
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19:22、森「本当は私は今日は昨日と同じようにゲストなんですって。今まで親玉、カシラだと思ってやってたらそうじゃなかったんですって。向こうで怒られちゃって。そういうわけで2ステージ目は誰か、中山さんやってくれる?」中「はい」森「OK、どうぞ!」拍手。
チューニング。森山さんのドラムソロから。パカンパカンパカンパカンパカン!まあぁ、めっちゃくちゃ遅いデュワデュワ、で IT don’t mean a thing.まぁこれはこれでいいけど。今まで森山バンドで聴いた中で一番遅いバージョンかも。Softlyのフレーズがソロに入ったよね。カンカン感と忙しく打ち付けるスティックに明未くんが反応する。ピアノソロ、いいフレーズだ。一瞬ドラムが落として拍が裏拍になった様な気がしたが気のせいだな。オーソドックスに、とはいえないソロを終えベースソロへ。師板をバンバン打ち付け、脚で床を打ち付けながら弾き続ける。すばらしいベースソロ。デュワデュワで、あれ?テーマに戻るんじゃなくてアルトソロ?16小節吹いて森山さん、次は8Barsか。アルトとドラム、ピアノに振ってそこからドラムで。一瞬拍が分からなくなる。おちゃらけドラムから揺り戻し4Barsに。パカンパカンパカン!でテーマに戻す。
森「It don't mean a thing、スウィングしなきゃ意味がないでした。・・・TRIDENTって何ですか」笑い。中「はい、TRIDENTというのはこのユニットを結成したときに、なんか共通点があるなっていうのが気がつきまして。僕が海で海、水谷さんに水、魚返さんが魚、ってみんな水に関する感じがついているということに気づきまして。なんかそれにちなんだ名前を付けたいなと思っていうるうちにそのトライデントという名前が出てきまして。ポセイドンっていう水の神様が持っている、三叉に別れた鉾がTRIDENTっていう、三人だし水に関することだしこれは完璧ではないかと。それでTRIDENTというユニット名にしました」森「なるほどね。それでそこにドラムが入る意味っていうのはあるんですか」場内あはは。中「い、意味ですか?」水谷さんがうひ〜とのけぞる。またそういう意地悪いことを言って。中「いや困っちゃうんですけど。でも本当に偶然魚返さんと僕が一昨年、森山さんの地元のホールのalaに呼んでいただいて、水谷さんはもうずっと森山さんのレギュラーで演奏されていて、ということに気づいてしまいまして。TRIDENTで森山さんを入れてやりたいね、とこっそり話していまして。一度最初呼ばせていただいて、と言う感じでした」森「呼んだ価値ありました?」中「もちろんです!」拍手。森「じゃあ、なんかやります?」中「やりましょうか」森「なんですか・・・あ、中山さんの作った曲だ」魚「違います」中「違います」森「(でっかい声で)あ、板橋さんの作った曲だ!」
スティックで魚返さんを指す、明未くんの情感のこもった渡良瀬のイントロ、森山さんがワルツのテンポを出す。テーマソプラノ、一音吹き損なったなと意地悪なことを書く私。身体をかがめて水谷さんの方を見ながらソロを振る拓海くん。すばらしいテクニックだね、力強いし。ガーン!と足元のスピーカーに衝撃が来る。拓海くんのソロと水谷さんのシンクロしてすばらしいうねりになってる。拓海くんの反復するフレーズに明未くんがつける。おお、勢いのある川だ。ソロを明未くんに振る。しかし、足元のモニターの音が大きすぎて耳がやられそう、Apple Watchからはガンガン警告がきて100dbを超えてるというし・・・特にベースの音がすごくて。明未くんの渾身のソロ、完全に立ちあがってる。とてもいいソロなんだけど、ちょっとここに座っているのが苦しいくらいの音圧。逃げるわけにも行かないし、この調節は誰にお願いしたらいいのだろう。サンライズもこれだったら困るなぁ・・・残念ながら集中できない、後で配信でゆっくり聞こう。ドカパンパン、ドカパンパン、バーン!
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[7069] 管理人 [URL] 2023/01/04(水) 15:59
Re:新宿ピットイン NEW YEAR SPECIAL 2023 森山威男3DAYS 2日目
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森「ありがとうございます。次の曲はずっと・・・という曲で、作ったのはテナーサックスの井上淑彦さんです」うおおおお。「もうしばらく前にお亡くなりになりました。若くして亡くなりました、40台でしたよね」ぶんぶんと私やクリコちゃんが首を左右に振る。森「違うかな、人の年がこのところ分からなくなって、自分の年も忘れちゃいました。確か今月28くらいにはなるって」50年もサバ読んでどうするんですか。井上淑彦とも長く一緒に演奏しました。どういうわけかピアニストは板橋文夫とか固定してたたんですけど、テナーサックス奏者は次々変わって。最初は確か高橋知己で、小田切・・・下の名前忘れちゃった、知ってる?誰か」後ろから「一巳!小田切一巳さん」と声が飛ぶ。森「その次が国安良夫、それで井上淑彦。だから最初の高橋は難を逃れたんですが、そのあと相次いで亡くなられましたよね。そのあと今は川嶋がやってるんですが、何とか無事に演奏しております。いやぁ、なんか元気出てきたけど曲は元気ないんだよね。あの、ずっと・・・やっていたかったんでしょうね。亡くなる少し前に書いた曲でした。それが可児市の文化創造センターに持って来てくれたんですね。珍しくドラムソロなんか一切ない曲だったんですけど。私感動しました。いい曲書いたなぁと思って。ずっと・・・です、お願いします」
ピアノ優しい。水谷さんの弓がメロディーを奏でる。拓海くん、淑ちゃんに会ったことなかったってことだけど一緒にやったらかわいがってただろうなぁ。森山さん舞台から降りて床に座ってるけど・・・後で聞いたら、淑ちゃんのことを思って泣けてしまったらしいです。アルトでテーマに入る。しかし淑ちゃんの曲についてはうるさい連中が揃ってるからなぁ。アルトソロ。そしてピアノソロ。なんか音が違うって突っ込みたくなるけど、これもしかするとアルトでは出ない音域なのかも。森山さん戻って来た、ロールが入る、いつまで延ばすの、くらいの渾身のロール、いやこの曲でこれしか叩いてませんね。
何もいわずパカン!いいねぇこのノリノリ。森山さんウォーと叫ぶ、楽しそうな森山さん。やっぱりサンライズはいいなぁ。おおお、盛り上がるねぇ左手のショット、スネア。アルトソロ、う〜ん何ともいえないこのバンドのサウンド。すばらしい。水谷さん笑顔なのか苦笑なのか。リズムパターンで攻めてくる森山さん、一瞬顔をしかめて弾きまくる水谷さん。明未くんのソロ、単なる弾きまくりじゃなくてバラエティに富んだ弾き方、もう泣き顔にしか見えないけど。少し森山さんトーンダウンしたと思ったらすうっとフェードアウトしてベースとピアノのデュオに。アタマからスティックを打ち付けてリズムパターンを出す。やれやれ〜、とエアドラムでウケを取るとサビから叩きだす。必死の顔でどうやったら対抗できるかと渾身のピアノ。終わってドラムソロ、ドヤ顔の明未くん。来るよ来るよ、パカン!ぱっとパターンを出すと拓海くんがウキョ〜と吹きながら真ん中に戻ってくる。テーマのメロディーなのにサビパターンに突っ込みそうになり森山さんペロッと舌を出す。タカタドン、タカタドン、タカタドン、パーン!
拍手拍手。森「ありがとうございました、中山拓海!魚返明未!水谷浩章!ゲスト森山威男でした」中「森山威男〜!」と拓海くんと水谷さんが森山さんを指す。森「ありがとうございました。去年は悲しいできごとばかりでした。白い小さな犬が死んでしまって、15年も生きたからいいんですけど、そのあとムカデを一匹退治しちゃいまして(そのムカデの奥さんに『うちの主人知りません?』って夢の中で責められたそうで)、カマキリも死んじゃいました。今年は死なない年にしようと思っています。皆さんもお元気で。ありがとうございました」
アンコールの拍手が続く、配信はここで終了、かと思ったら再開する。う〜ん、森山さんを退場入場で歩かせないでほしいんだけどなぁ。
明未くんの弾くテーマから始まるグッドバイ、う〜ん、うっとりして手が止まる。いつものことだけど。サビからアルトでテーマに入る拓海くん。力強いピアノを弾く明未くん。何かゴツゴツ音がすると思ったら明未くんのつま先だった。音数多めのピアノソロから、後半アルトのテーマ、沁みるわぁ・・・・。森山さんの暴れるバッキング、そしてendingへ。本当にドラマが終わるみたいだ。叩き終わってドラムに倒れ込む森山さん。 「ありがとうございました!」しかし毎年の恒例とはいえ、良いもの見せて聴かせてもらってる。明日は大所帯だね、これも楽しみ!
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