| TOP | ホーム | ページ一覧 |


No.7035 への▼返信フォームです。



[7035]   管理人      2022/08/29(月) 00:41
 20220828八ヶ岳ジャズフェスティバルその1
 


2022八ヶ岳ジャズフェスティバル(川嶋哲郎ts、板橋文夫p、金澤英明(b))

すごく楽しみにしていて、オットと、バンドメンバーのカツさん夫妻と出かけてきた八ヶ岳。サイトを見てもタイムスケジュールが全然わからず、前日に連絡先に問い合わせの電話をしても繋がらず。実は私が持って出るよりオットに任せた方が確実と思った入場チケットを、オットが自宅に忘れてきたと・・・再度買い直しか?とあたふた。
当日は朝からワイナリーを二軒廻り、小淵沢駅でタクシーに乗って会場へ。もう何日も前からずっと雨予想だったし、今日の朝も雨が降ってたので雨の中の観戦を覚悟していたのだけれど、日差しが!同行のカツさんとオットの晴れ男パワーが二乗して、雨雲を蹴散らしてくれたみたい。私は雨女だしなんでもネガティブな結果(たまたまスポーツの会場に足を運ぶと必ず応援している方が負ける)になるので諦めていたんだけど、びっくりするくらいの天気!
で、入り口に着いたら関係者のかたが連絡してくださっていて、なんとかチケット購入時の証明を出せて、無事入場。

ライブ前にトイレに寄ったら、その後ろで森山さんと川嶋さん、板橋さんにお目にかかる。板橋さんに「楽しみにしてます〜」と言ったら「楽しみになんかしちゃダメだよ!」ああ、いつもの板さんだ。もう楽しみでしかない。舞台では石井彰さんがピアノを弾いているが、普段セットで見る金澤英明さんは森山さんとの出演と、別で見るのが不思議な環境。

17時ちょっと前からスタート、曲は板橋さんの「祭り」かな?ドラムのイントロからだが少し入り口がテンポが合ってなかったような。森山さんのリムショットが鳴り響く。川嶋さんがキュイキュイキュイと、金澤さんが振り返ってアンプの調整。ソロを終えた川嶋さんがサックスを置いて上手にはける。あれ?こんな大きなステージでサックス置き去りにしたっけ?板さんしょっぱなから全開のソロ、紫色のTシャツを着ているけど、きっとこのステージが終わるまでにシャツの色が変わります。出番を終えたミュージシャンが客席で観戦しているのが見える。板さんのフレーズに呼応して手を止めて叩き返す森山さん。金澤さんのサングラスが今まで見たことのない形だなあとか、全く関係のないことを思いつつ演奏は進む。板さんがステージの端に立っている川嶋さんを呼び寄せる。あれっという顔をする川嶋さん、タイミング間に合わず。リフを合わせると森山さんが短めのソロ、川嶋さん、テーマのメロディーがあやしいぞ?

森山さんの同級生の方が花束を持って来場されていて、贈呈式が。いや、77才同級生がこんなところで活躍していたら応援したくなるでしょうよ!バタバタしていて写真撮り損ねてしまった・・

板さんは汗を赤いタオルで拭く、金澤さんからベースソロで始まる、でも音響がイマイチでハウッてるけどアリゲーターダンスだね。録画をしようとしていたけれど最近調子が悪いアイテム、それからiphoneも電池切れ間近。しょうがないなー。なんとか録画をしようとして不調のレコーダーをセッティングしていたら、いきなり目の前に現れた男性がいて手持ちにした。となるとレコーダーを手持ち、右手ではメモを取る、そして時々呑みという忙しさ。

森山さんが声をあげる、板さんのシャツが早くも肩から色が濃くなっている。森山さんも楽しそう、板さんのグリッサンド川嶋さんはニコニコ。テーマを入れるタイミングが一瞬??だったが、川嶋さんがピックアップマイクのコードを気にしながら中央へ戻ってきてくれた、すごいドラミングで、客席のみんなも大喜び。おお、思わず立ち上がって踊りたくなっちゃうようなドラムソロ。レーオーレー、レーオーレー、の歌が聞こえてきそうなドラムソロの森山さん、でもそのドラムソロに振られた時の「え?」って時の情けない声が聞こえてきて思わず笑える。

おお?バラード、You don’t know what love is .誰の選曲なんだろ?板さんのバラードでもよかった気がするんだけど・・・いやしかし板さんのソロすごい!もうこの曲を破壊しまくるかのようなクラスター和音の連発、それでも美しくまとめちゃうところが板さんのすごいところだよなぁ・・・。やっぱり板さんのピアノが大好きだ。


 
[7036]   管理人      2022/08/29(月) 00:42
 20220828八ヶ岳ジャズフェスティバルその2
 


しかし、一切誰も喋らずMCがない。曲名の紹介もないけどいいのかしらん。川嶋さんのカデンツァ、さすがと思ったら板さんがざっくり腰を折る。「赤とんぼ」?を弾いてたらしい板さんが童謡メロディーつながりで「海」海は広いな大きいな、と始まったら客席から笑いが起きる。大分前だけど板さんの生まれ故郷の渡良瀬川を見に行き、昨日は森山さんの出身地の勝沼を旅して。森山さんの子供の頃、「海ってどんなんなんだろう」って憧れから始まった童謡シリーズかと思ったら・・・海から遡って渡良瀬になった〜!わー、わー、わー!じ〜ん!少し陽が落ちて涼しくなって、この雰囲気で渡良瀬が聴けるなんて!川嶋さんソロから。うん、場内から歓声が上がる。いいねぇ、いいねぇ、楽しいねぇ。板さんソロへ。やっぱりシャツはツートンカラーになってる。もう胸がいっぱい。昨日森山さんの生まれ故郷の勝沼を見てきて、森山さんがMCでおっしゃる「窓から見てぶどう畑の葉っぱが風にさあっと流されて」って情景がよくわかった。板さんの弾く「渡良瀬」の場所も見て、ああ、この人たちの原風景はこうなんだ、って思えて感動したばかり。板さんソロに拍手!川嶋さんが戻ってテーマに。立ち上がる板さん、森山さんも歌う。ひゃああ、すごい盛り上がり。板さんが弾いてる最中に中央まで戻ってくる川嶋さん、そこでテーマに戻ってくれるとすごくいいタイミングだったんだけど、あれ?そこでサックス持ってまた上手へ?ええ?さすが川嶋さんバンド長くなったし、森山さんの思っていることをこういう場で実現してくれるかと思ったのに、森山さんガクッと拍子抜けしておちゃらけドラムに突入。歌いながら叩く森山さん、そしてテーマに戻る。ううん、いいね、いいね!テーマのエンディングはもっとしつこいかと思ったが、最後にやっぱり板さんがガン!と弾き終える。

おきまりのうれしいコースのサンライズが始まる。板さんのソロから。予想通りのツートンカラーの、紫のシャツをまとって立ち上がって弾く板さん。板さんが繰り出すフレーズにニコニコしながら板さんの方を見ながら返していく森山さん。板さんも森山さんを見て、そして森山さんも満面の笑みで叩きながら川嶋さんを振り返る。川嶋さんを見てリフを入れてるんだけどな・・・反応のタイミングがちょっと遅いかも?もっと突っ込んでくれればいいのに。川嶋さんソロ。いい音だなぁ。川嶋さんのソロに突っ込む板さん。黙々と弾き続ける金澤さん。すっと森山さんの意図した展開となる。タイミングから上手く回ったドラムソロへ、そして板さんが立ち上がる、ブレイク!このほんの短い瞬間、森山さんが叩き始めない静寂、歓声と「森山ー!」の掛け声、ライブハウスでは起き得ない瞬間だ。そしてサンライズのテーマに戻る、これでなくちゃね!
まだもう一曲あるかと思って、トイレが行列になると困ると思って行ったらまさかの森山さんMC、そしてステージが終わってしまった。ありゃ、レポート書けず。もったいなくも申し訳ない。

で、続いてジャムセッション。奥平さんが森山さんに「ジャムセッションで森山さんのドラムを叩かせていただくことになるみたいですけどいいんですかね」とご挨拶にいらっしゃる。最初の曲は「On the sunny side of the street」、川嶋さんがすごくノリノリでMCをされててびっくり!2曲目はブルースが始まって色々なミュージシャンが入れ替わり立ち替わり。ふと気がついたら森山さんが目の前に座って聴いていらしたんだけど、結局ステージに呼び戻されて叩くことに。もうファンの贔屓目と言ってディスられても仕方ないけど、やっぱり森山さんのドラミングは違うわぁ・・でも最後まで森山さんは叩くことなくて上手に退かれたのだけれど・・・そして、セッションが終わりかというときに、ずっと頑張って弾いていた板橋さん、グッドバイを!森山板橋デュオのグッドバイ、これ、どれだけぶり・・・?もう大感激で。こんな、こんなことが起きるんだ。夕闇のステージ、このジャズフェスの締めくくりがデュオのグッドバイとは・・・胸が締め付けられ、思わず涙。ああ、来てよかった、聴けてよかった!これだからファンはやめられない!

結局小淵沢駅では1時間近く間が空き、お土産とかつまみとか買ったんだけど時間が余る。同行のバンドメンバーカツさんが「駅ピアノがあるよ」だ〜れもいないからいいか、とすごく久しぶりにピアノの前に座ってみた、え、渡良瀬を弾くのは40年近くぶりか?でも黒鍵グリッサンド気持ちよかったな〜。ああ、またピアノ弾けるようになれば、いや、それよりサックスの練習だな。



No.7035 への引用返信フォームです。

名前   アイコン  一覧
Mail   URL
背景色
文字色
タイトル  
添付   >>お絵描き
フォームに保存  プレビュー      削除キー