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[7031]   管理人      2022/08/15(月) 16:49
 20220814甲府桜座1部その1
 


2022.08.14 甲府桜座 中山拓海(ss.as)魚返明未(p)水谷浩章(b)
19:00に水谷さん登場して挨拶をなさる。1曲目はBirth of Life. うーん、全員FUSEではない・・・ちょっと曲のキレ、ニュアンスが違うがソロが始まってしまえば気にならない。いつもは店の奥の方の大きなステージで演奏なのだが今日はそこでなくて手前の店の中で演奏。いやー、森山さん本当に3日目?どんどん加速していってるみたいで唖然とする!音の響き、この店の中のステージの方がいいかも。わー!今日、わー!しか書けないかも。ハイハットのニュアンスも素晴らしい。ひゃー、リムショットの迫力はなんなんだー!後ろの照明が目まぐるしく変わる。ちょっと集中しづらいな、曲毎で変えるくらいで良いかも。ピアノの音がちょっと弱いかな、今日は明未くんの顔がこっち向きでよく見えて良いな。すごいなぁ、何だろうこのドラミング強烈すぎる。明未くんのフレージングに向けてガンガンと!水谷さんもすごい、なんてこった!ドラムソロすごすぎる、わー何だこれ!思わず向かいに座っている人と目が合って笑いあってしまう。ちょい待て、迫力ありすぎ!少しずつトーンダウン、このボリュームコントロールが素晴らしい。テーマのピアノ、ベースデュオからこのドカーン!が入るところがあまりにすごい。

拓海くん「僕の作った『道』という曲を演奏します」4Beat、テーマから明未くんのソロへ。この広がりのあるサウンドはいいなぁ。拓海くんソロ。この二人を発掘して育ててる水谷さんはまたすごいなぁ。この2人の若手、森山さんと演れたことはずっとジャズ人生のプラスになるだろうなと、何だか偉そうなことを言ってみたりする。ベースソロに拓海くんイェー!思わずふと横を見ると先ほどの男性と目があって頷きあう。あ、ドラムソロへ持っていくか、ここはなしでもよかったかも!って、やるって言っちゃってたのかな、ブラシソロはきついだろうな。カサカサカサ・・・ベース、ピアノが入り拍手。とてもかっこいい曲だなぁ、後ろのライティングの三角は(水谷、魚返、中山のトリオ)トライデントの意味?少しずつトーンダウンしてテーマクロージング。う〜ん。
Lost Visions. 静かに明未くんと水谷さんからデュオへ。明未くんのピアノこのサウンド、ふんわりしてて・・・多分同じ指使いで同じ音を弾いたとしても同じサウンドを出すのは無理。昨日追っかけ3人組で話してたんだけど、同じ曲を同じようなメンバーでやってもピアノが変わるとサウンドってどうしてこんなに変わるんだろうね?この曲は森山さん休めるからいいな、誰かのケータイが鳴る、わ、私マナーモードにしてあったかなと慌てる。キレイなデュオだー。あれ、今の音階、テーマとキー違わない?気のせいか。明未くんありがとう、森山さんが休めてるみたいだよ。動くのが憚られるくらいきれいで静かなデュオ。明未くんピアノソロを終え拓海くんソロに入るとおもむろに森山さんがブラシワークを始める。あまりにFitした演奏でふっと意識が遠のいていた、いや素晴らしいアルトソロ。すごいダイナミズムだ、よくここまで持ち上げてこられるなぁ。

「今日はここまで来るのに電車に乗ったんですけど、混んでたんで立ってたんです」え!「次は数少ない私の曲で『ハチ』」いやすごいわ、この迫力!思わず息を呑む、ケーコタン!拓海くんのソロが終わったのに森山さんへの拍手みたい。明未くんと森山さんのデュオ、明未くんフリーにツッコミきれてないのじゃないかと思うと、いや立ち上がる、森山さんはみんなピアニストをその気にさせられるな、森山さんやりすぎです!ドラムソロへ。いやバックのライティングが燃え上がっている。なにこのソロ、すごい としか言葉がないドラミングだわ。叩き終えてパッと顔を上げて「ありがとうございました!中山拓海!魚返明未!・・・水谷浩章!」拓海くん「森山威男!」拍手がすごい、もうすでにアンコールを要求するかのように長く続く。同じテーブルの人に「また戻ってきますよね?」と聞かれる、「まだ2部がありますよ」とお答えする。ピアニストの名前がわからないというので漢字を書いて読み方を説明しておく。

 
[7032]   管理人      2022/08/15(月) 16:51
 20220814甲府桜座2部
 


短い休憩の後2部へ。水谷さんから次回の企画のお話、「ここで森山さんにマイクをお渡しして」森「10年後はまだ決まってませんが、来月は2回くらいやります」藤森さんがチラシを持って飛んで来る。「これは新宿ピットインですね。ライブハウスは年2回くらいですかね。もう長いですね、2-30年続いてるでしょうか。年末とお盆の時期と。人の来ない時にやらせてもらえるんですね、そういう時は人が動かないのでメンバーが集めやすいんですよ。ここにいらっしゃるような方々は捕まらないんですよ。捕まえられないから、向こうから捕まえてもらって来るしかない、今日もそうですね。甲府は懐かしいです。昔は肩で風を切って歩いていたんですが、このところ切れなくなっちゃって、動き辛くなりました。勝沼の友達も来てくれました。勝沼は小学校6年までいました。ドラムを始めたのも勝沼です。初めて生のドラムを聞いて、『将来あれになろう』って決めたらなっちゃったんです。決めるほど大したもんじゃなかったです、やってみたら。それでも今から変えるわけにはいかないですし。次のセットは何からやるんでしたっけね?私喋る理由がありませんよね、これじゃ。すみません・・・今度振られたら何をお話ししようか考えてから来ます。よろしくお願いします」

これ聞いたことあるな、この前ここでだっけ。テーマから振り返って水谷さんに振る拓海くん。ベースソロ。拓海くんが戻る。いいなぁ、こんな子が(私の息子より若いんだから子、って言ってもいいよね)いれば日本のジャズ界の将来も安泰かも。おお、倍テン風のノリ。ピアノソロ。2,4拍で水谷さんの脚が動く。明未くんのフレーズを盛り立てるように森山さんのドラミングがついていく、おお、何弾くか考えたが一旦止まってバーンと弾きだす、う〜ん、いいなあ明未くん。明未くん拓海くんを見る、もう1コーラスひかせようとしてた?ニヤッと笑ってテーマへ。ドラムソロなしにしてくれてありがとう。何だろうこの空間。ここに座っていられることがそれだけで幸せで。来るのを迷ったけど来てよかった。ベース弓で、そしてエンディングへ。沁みるなー。

拓海くん「ありがとうございます。セブンという曲をお送りしました。魚返明未。水谷浩章。中山拓海です。そして森山威男。喋ります?」と森山さんにマイクを渡そうとするが、森山さんが手を振って拒否。

ソプラノに持ち替える中山くん。渡良瀬、ピアノの入りが少し弱いかな、イントロからのバランスが少しこなれてない感じ。森山さんがリズムパターンを出す。テーマ2回目になったらちょっと慣れたかな?明未くんソロ、サビへ行ったかと思ったら戻って来たー。このところ渡良瀬のソロ、サビに行かずA♭m7とB♭m7を行ったり来たりみたいだけど、本来はサビ(曲の後半、Bメロ?)も含めてソロしてると思ったんだけど。帰って板さんのCD聴いてみよう(聴いて見たら板さんのワタラセのCDはそうでした)。ピアノを弾いている明未くんの声が聞こえる。歌いながら弾くピアニストはちょっと苦手なんだけどな・・・。おっサビになった。ソプラノのソロ。森山さんの細かいドラミング、水谷さんの力強いベースワーク。明未くんが渡良瀬川にさざ波をたてたと思ったら拓海くんが大波を、森山さんが洪水にしている。後ろを振り返ってサビに行く。板さんによると昔の渡良瀬川はもっと水量が多かったらしい。ファンとしては聖地渡良瀬川の、板橋さんが「LIFE & LIVE」のグランドピアノを弾いた場所に詣でて流れを見て来ましたからね。うん、テーマに行ってくれてありがとう拓海くん。きゃー、暴れだす森山さん、タカタドン、バーン!うぉ〜、かっこいいー!ものすごい拍手。



 
[7033]   管理人      2022/08/15(月) 16:51
 20220814甲府桜座2部その2
 


森山さんにマイクを渡す拓海くん。「甲府の思い出は、中学時代は演劇をやってたんですけど。高校のブラスバンドで最初は小太鼓をやらせてもらえなかったんですけど。高校1年の夏を過ぎたくらいにやらせてもらえるようになって火がついて、高校3年から先生についてドラムをやってて東京に通ってました。悪い道に行かなかったのは音楽ををやってたからかもしれません。人が好きだから勉強できる人とも付き合ってましたけど、どうしようもない人と付き合って危ない時期もありました。帽子も被ったことありませんし、制服も着ませんでした。見かけはどうしようもない不良でしたけど、授業も出ずに『森山はドラムの練習をしていればいい』って言われてました。タバコも吸ったりしてパチンコに行ったりして。大学に入ってドラマーになろうと思ったら藝大ってところはクラシックしか教えないんですよね。負けたくないから一生懸命練習して、聴いたことのないオーケストラもいっぱい聴きました。それでとうとうオーケストラからお声がかかって『卒業したらうちへ来てくれ』って言われて少しは喜んだんですけど、このままオーケストラに入ったらドラムを叩くという夢は全部なくなるなと思って、大学3年の時に退学届を出しまして。オーケストラももう行きません、と言って関係を断ちました。そして大学4年の時に山下洋輔と出会って。いい出会いがあってよかったです、そうでなかったら悪い道に行っていたかもしれない。まあそんな高校時代を甲府で過ごして。まあ自由奔放でした。悪いことはしませんでした、タバコとかパチンコとかは特に悪いことだと思ってなくて。パチンコをしていて台に後ろから覗き込んでいる人がいて怒られると思ったら『その台は出るのか』と言われて振り返ったら父親でした。ゆるい親子関係でした。でも感謝してます。父親は自分には厳格だったんですけど子供には『こうしないと』とか言わなかったです。母親が心配して『あの子には言わないと』と言った時に父親の一言が胸にしみました。『あいつは言わなくても大丈夫、わかってる』それを聞いた時には『パチンコに行くのもタバコを吸うのはやめよう』と思いました。懐かしい高校時代でした。・・・・ありがとうございました!」拍手。「どうしよう、やっちゃうか?やっちゃう、やっちゃう」とドラムに戻る森山さん。

「Born, Live to Die」が始まる。いい感じのピアノとベース。うん、ふんわりと包み込まれるような感じで。壮大なテーマだなぁ。森山さんがブラシでシンバルを大きく叩きながらウォーと吠えている、いいよ〜、たのしいねぇ。水谷さんいいバンドに出会わせてくれてありがとう!幸せな気分に浸る。

ウォ!パカン!サンライズが始まる。テーマから、アルトソロ。いい感じ、行くねぇ。客席から歓声が上がる。後ろの3人はリズムパターンを合わせる。いいねぇ、いいねぇ。大きく腕を上げる水谷さん。いいよ、いいよ、やるねぇ。バックのライトが目まぐるしく変わる、ちょっと目が疲れちゃうかも、気が散るし。バキバキ弦をかき鳴らす水谷さん、こりゃあすごい、拓海くんが笑う。うお〜!ピアノソロへ。コーラスが変わる、すごい勢いで弾いていると思ったら明未くんが立ち上がる、いいぞいいぞ。ドラムソロへ、すごいのにいきなりドーンパーン、ドンドンパーンとロックのリズムを・・・あれだけポンタさんに「ロック下手ですよ〜この人!」って散々言われてたのに・・・拓海くんと明未くんに大受け!拓海くんなんか膝が折れそうになって笑ってるし・・・。だんだんデクレッシェンドして無音に、そこでパン!でリズムパターン、拓海くんキュウウウウウ〜からテーマに入る。エンディング、タカタドン、ドガガガガ、バーン!森山さんスティックで拍手。

拓海くんにマイクを戻す、「森山威男〜!魚返明未〜!水谷浩章〜!中山拓海でした!もう一度、森山威男!ありがとうございました!」拍手が続く、Goodbyeが始まる。沁みるなぁ。拓海くんの見てる譜面というかサックス奏者に出回ってる譜面、一度板さんから正式な譜面をもらった方が(いやこれが読めるかどうかが大問題だけど)いいのじゃないかな。テーマから、おお少し崩したコードのピアノソロ。これいいなぁ、新癬。あ、いや新鮮。病ダレつけるなよ私。おお、この展開すごい、この感じいいなぁ。引っ掛けでテーマに戻る拓海くん。最後の8小節で暴れ出す森山さん、ひゃ〜、感動モノ!もっと聴きたいって思うくらいだけど「森山威男!魚返明未!水谷浩章!中山拓海!」「森山威男!」
いや、いいライブでした。本当。

 
[7034]   kasumi      2022/08/15(月) 22:35
 Re:20220814甲府桜座1部その1
 


わあ、3日分のレポートがもう…! すごいですね。びっくり〜
3日間本当に楽しかったです。堪能しました。
次回も楽しみですね。



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